現代医学では、さまざまな検査によって身体の臓器の異常を発見し、その診断名に基づいて治療を行うというのが基本になっています。
ところが、高齢化が進み、ストレスの多い現代社会に多く看られる、頭痛、肩凝り、不眠症、慢性便秘などの「半健康」の状態については、検査でも異常が発見されにくく、その症状の原因が不明であると言うことで、「不定愁訴」と診断されることが多くあります。
「健康」であるためには、身体のすべてが正常に機能し、より良いバランスを保っていることが必要ですが、この機能は身体がもともと持っているものであり、生体恒常性(ホメオスターシス)と呼ばれています。
この生体恒常性が乱れると、身体に痛み、凝り、ほてり、冷えなどのさまざまな症状が現れます。
東洋医学ではこのような症状を、病気が発症する前兆である「未病」の状態と捉え、漢方薬や鍼、灸、按摩などさまざまな治療法が行われています。
シェンペクスの電位治療器は、現代物理療法の理論に基づき、皆様の身体に元々備わっている生体恒常性を維持するように作用して、さまざまな不定愁訴を取除き、皆様の健康維持に役立つことのできる医療機器です。
シェンペクスの医療機器は、一般に「電位治療器」と呼ばれる物理療法機器です。
物理療法機器は、病院のリハビリテーション室やさまざまな医療現場で使用されています。
電位治療器が他の物理療法機器と違うところは、他の機器が肩、膝、腰など身体の一部に、力、磁気、温熱、電流等の物理エネルギーを与えて、その部分の血行促進や痛みの緩和等を図るのに対して
電位治療器は微小な電気的エネルギーを全身に与えて、身体の自律神経系や内分泌系などの調整中枢(視床下部等)を揺り動かし、全身的に生体恒常性を維持しようとする点にあります。
健康診断の時に良く行われる血液検査の結果は、この生体恒常性がうまく保たれているかどうかを判断するバロメーター(指標)になります。
もし、生体恒常性が正常に保たれていれば、検査結果はいわゆる基準値(正常値)に入ってきます。
例えば、血液中のカルシウムの基準値は8.4~10.2mg/dl(血液100ccの中にカルシウムが0.0084g~0.0102g含まれている)です。
カルシウムは、神経伝導、筋肉の収縮、血液の凝固等に重要な役割を担っています。この血液中のカルシウムはパラソルモンというホルモンにより増加し、カルシトニンというホルモンにより減少するように調整されます。
これらのホルモンは、内分泌系を始めとする身体システムが適切に働くことにより、バランスが良く分泌され、結果として血液中のカルシウムが基準値に収まるようになります。
このように、電位治療器により、生体恒常性が正常に回復してくれば、そのバロメーターである血液の状態も正常値に戻ってくる可能性があります。
シェンペクス医療機器は、身体を電気的に絶縁した状態で、高圧交流電位を与え(電流はほとんど流れませんので、ピリピリするような刺激はありません)身体周囲に電界(電場ともいう、電気による力の働く空間)を発生させて、その電界が身体に与える電気的生体作用を利用した物理療法機器です。
実際に電位治療器を使用した時の、室内の電界分布及び身体の表面に加わる電界の強さについて、コンピューター・シュミレーションした時の結果を図1及び図2に示します。(尚、このコンピューター・シュミレーションは北海道大学大学院工学研究科において行われました)。
電界は地球上の重力と同じように、眼には見えませんが、シェンペクスの医療機器にかかった時には、これらの図のように電界が身体に作用しているのです。
体表面(皮膚)には、さまざまな感覚受容器と呼ばれるセンサーがあり、触・圧覚、振動、温度、痛みなどの外界の物理的情報を捉えて脳へ伝えます。
例えば、図3のように、猫の後ろ足に高圧電界を発生させると、電界の電気力により猫の体毛が動き、その体毛付近の感覚受容器が刺激されて、神経に活動電位が発生し、これが最終的に脳へ伝えられて、足にかかった電界を認識するようになります。
この電界による感覚情報は、最終的に脳の視床下部という、身体の自律神経系(身体のさまざまな生理機能を、神経を介して無意識のうちにコントロールしている)及び内分泌系(同様に、ホルモンという物質を血中に放出することにより、生理機能を無意識のうちにコントロールしている)の中枢(コントロールセンター)を揺り動かし、生体恒常性を維持する様に作用します。
図5は聖マリアンナ医学大学で実施したコルチコステロン(別名「ストレスホルモン」と言われ、ストレスがかかると多く分泌される副腎皮質ホルモンの血中濃度変化に関する実験結果です。)
ラットを電位治療器(7000V)に15分間かけましたが、その後、数時間後に渡ってコルチコステロンは低下し、24時間後には又、ほぼ元に復帰しています。このことは電界によって内分泌的な静穏作用が生じ、ストレスの抑制が行われていると推測できます。
身体内に誘導された微小(マイクロ)電流は、全身の細胞に作用します。
さまざまな論文によると、この微小電流により細胞膜の物質透過性(細胞に出入りする物質の細胞膜での通り易さ)が変化したり、細胞内のミトコンドリア(細胞のためのエネルギーATPを作る)のATPの産生に影響を与えるとされています。
その結果、細胞や組織の新陳代謝が図られ、凝りや痛みの緩和がなされることになります。
シェンペクスの医療機器は、身体の生体恒常性を維持するように働き、頭痛、肩凝り、不眠症、慢性便秘などの不定愁訴に効果・効能があります。
但し、シェンペクス医療機器は薬の様に直接的に生体機能へ作用するのではなく、使用者自身の自然治癒力を介して作用しますので、効能・効果の現れ方はその人の体質、生活習慣(栄養、運動、休養等)により異なります。
この効能・効果については、次のように、聖マリアンナ医科大学で動物を使ったさまざまな実験が行われました。動物実験は、精神的要素が治癒力に影響を及ぼし易いヒトを対象とした臨床試験に較べ、純粋に治療器のみによる効能・効果が検証できます。
- (1)高電圧家庭用電位治療器の脳波に及ぼす影響
ラットが電位治療器の電界照射により、覚醒から 睡眠に移行し易くなっており、これは不眠症に対 する有効性を示唆しているものと考える。 - (2)高電圧家庭用電位治療器のラットにおける糞排出 量に及ぼす影響
正常ラットでは変化がないが、慢性便秘モデルで は、糞排出量は有意に増加した。これは慢性便秘に対する有効性を示唆するものと考える。 - (3)雌雄の成熟ラット及び老化ラットの最大血圧に及 ぼす家庭用電位治療器の影響に関する調査研究
5日間(15分/日)の電界暴露前後で最大血圧の有 意な低下を示した個体が多数あった。 - (4)高電圧家庭用電位治療器の高血圧自然発症ラット における血圧等に及ぼす影響
高血圧自然発症ラットの血圧下降が惹起されるこ とが明らかになった。しかし、交感神経系や副腎 への活動抑制は惹起されていないと考えられる。 - (5)高電圧家庭用電位治療器のラットにおける血液レ オロジー(赤血球変形能)に及ぼす影響
フリーラジカル(活性酸素)を発生させ、赤血球 膜に溶血変化を引起すAAPH処理をしたラットの場 合は、電界暴露により赤血球変形能が正常な状態 まで回復することが明らかになった。
又、シェンペクスでは、さまざまな臨床試験を中国の北京大学医学部、上海市第一人民医院等で実施しています。
例えば、次のような臨床試験を行い、その結果はそれぞれ関連の学会に発表されています。
- (1)電位治療器の肢体療病に対する効果と安全性 肩凝り、腰・下肢痛、股関節痛、踵骨・骨赫痛に 関しては治癒率33.3%、有効率96.7%であった。 又、治療初期、2名に通電反応が出た。
- (2)電位治療器の神経衰弱症及び頸性眩暈に対する治 癒効果
有効率84%。又、頸動脈血流量も大幅に改善した。 電位治療器により、微細血管の拡張、血液循環の促進が行われる為、結果として血管痙撃の解除 と脳組織の栄養状態の改善が図られ、脳血流不足 とそれによる眩暈が軽減或は消失すると考えられ る。 - (3)電位治療器の高血圧患者に対する治療効果及び安 全性
平均20回(1時間/回)の治療で、血圧改善48%、 不定愁訴のみ改善38%、無効14%。又、血漿粘度 と全血ずり応力粘度がいずれも有意に下がった。 - (4)電位治療器のⅡ型糖尿病患者に対する影響につい て 電位治療器を使用したグループは対象グループと 比較して、空腹時血糖値、トリグリセリド(中性 脂肪)、血沈、血液ずり応力粘度が有意に下がった。但し、血清インシュリン値では有意差が見ら れなかった。
安全性についても、さまざまな角度から研究を行いましたが、いずれも高い安全性が確認されています。その一つは、医薬品開発の際実施する厳密な管理基準(GLP:Good Laboratory Practice)に基づいた、次の2つの安全性試験です。
- (1)亜急性毒性試験
雌雄24匹のラットを使用し、10,000Vの電界を毎日 1回15分間、13週間に渡って反復暴露し、対照群 (電界暴露をしない)との生物・医学的な相違を 分析した。その結果、体重変化、血液検査、解剖 学的検査等において、対照群との差異はなかった。 - (2)一世代生殖毒性試験
雌雄58匹ラットを使用し、10,000Vの電界を毎日1 回15分間、雌雄交配前からその後の妊娠及び授乳 期間中に渡って反復暴露し、親の生殖能並びに 世代児の成長に及ぼす影響について検討した。そ の結果、雌雄の生殖能、雌の受胎能及び妊娠・分 娩期間、出生児の奇形及び身体的発達のすべてに ついて、対照群との差異はなかった。
以上のことから、ラットに10,000Vの電位治療器を かけても、何ら毒性的影響を及ぼすものではない ことが判明しました。
昨今、電磁波の健康への影響について、多くのマスメディアが取上げ、特に米国を中心に一時社会的懸念が高まりました。
しかし、米国政府は1993年から6年間にわたり大規模な研究プロジェクト(RAPID計画)を実施し、1999年6月、「日常生活において電磁界の暴露が、何らかの健康リスクを惹起するということを示す科学的証拠は弱い」とする結論を公表しました。
一口に電磁波といっても、シェンペクス医療機器に利用されている50/60Hzの超低周波、電波として利用する中波、短波、超短波など、さらに赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ線など、周波数の違いにより極めて広い範囲に渡っています。
50/60Hzの電磁波の強さは、日常生活において使用する家庭用電化製品の電子レンジ、掃除機。携帯電話が約200mG(ミリガウス)、テレビ、ステレオが約20mG、アイロン、FAXが約3mG(ミリガウス)です。シェンペクスの医療機器から放出される電磁波は5~15mG(ミリガウス)です。
シェンペクス医療機器は高電圧を発生しますが、電流は極めて少ししか流れませんので、このような数値になっています。これはWHOの安全基準を大幅に下回る数値です。
次のような人は、シェンペクス医療機器にかかることができません。
- (1)ペースメーカーなどの医療用電子機器を埋め込み、または携帯している方
- (2)発熱性、出血性などの急性疾患の方
- (3)悪性腫瘍、妊娠中毒症等で体力が弱った方
- (4)その他、重篤と思われる疾患・症状の方
シェンペクス医療機器を初めて使用される際の身体状況の変化として、頭痛、だるさ、かゆみ等の症状が現れる方がいます。このような症状は「通電反応」と言い、体質、体調、生活習慣(食事等)などの違いにより、その程度は異なりますが、通常は1週間以内にそれらの症状は無くなります。
このような場合、使用時間を短くしたり、電圧を下げたり、或は1~2日使用を中断するかして、症状が出ない範囲で使用してください。
但し、症状がヒドかったり、長く続く場合には「通電反応」ではなく、重篤な疾患の兆候であることも考えられますので、至急、医師の診断を仰ぐことをお奨めします。
次の問題としてこれらの治療器がいくらするのかということかと思います。実はこれらの治療器は一般的に非常に高価です。
しかし、弊社では不健康になりがちな現代人の必需品として老若男女、どなたでも使用できるようにそして全家庭でお使いいただけるよう特別の様々な方法をご提案しています。
では時々、深呼吸をしながらごゆっくりご覧下さいませ。